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G-WORKSの新事業がスタート!スタジオ「SITE VSITE V」徹底ガイド

動画・映像制作を主たる事業とする
G-WORKSが巨大スタジオを建てた。
西日本最大級の規模を誇る
撮影スタジオ「SITE V」がそれ。
油圧ショベルやクレーンまで撮影できる
ポテンシャルに加えて、スタジオの要となるのが
最新撮影技術<バーチャルプロダクション>だ!

動画・映像制作を主たる事業とするG-WORKSが巨大スタジオを建てた。
西日本最大級の規模を誇る撮影スタジオ「SITE V」がそれ。
油圧ショベルやクレーンまで撮影できるポテンシャルに加えて、
スタジオの要となるのが最新撮影技術<バーチャルプロダクション>だ!

「スタジオを建てることになる」と吉川社長は言った。

「向かいに駐車場あるやろ? あそこにスタジオを建てるかもしれん」
 この言葉を吉川(賢司)社長から聞いたのは2017年頃だったと思う。その時は、あまりに突拍子もない話に呆気にとられ、ただ「マジっすか?」とはっきりしない返事をしただけだった。当時ウエディングの仕事をしていた僕にとってはまさに青天の霹靂。しかし、時間が経つにつれて心に暗雲が現れはじめる。とにかく敷地が巨大なのだ。
「うちが巨大スタジオをやる……採算がとれるわけがない」

 2020年に始まったコロナウイルスのパンデミックによって、多くの人たちが長く、様々なことを制限された。僕たちG-WORKSもかつてない危機にさらされた。結婚式を生業としていた僕たちにとって、コロナの影響はとてつもなく大きなものだった。式場担当者から延期や中止の連絡があるたびにため息をつく日々が続いた。あまりにも先が見えない状況に、僕たちは少なからず混乱していた。そんな折、吉川のとった選択は業務方針の変更だった。これまでスタッフの大半がメインとしていた結婚式の仕事から、企業向けのコンテンツ制作へと主軸を移していくというものだった。

 タグチグループの仕事を中心に、僕たちはがむしゃらに新しいジャンルでの仕事に取り組んでいった。フォークリフトや重機の運転資格、玉掛けの資格取得と、よもや本業がカメラマンとは思えないスキルを次々と取得していった。僕も一度も経験したことのない採用業務に取り組んだ。悪いことばかりではなかったと思う。わからないことだらけの業務に困惑しながらも、成長を実感するというか、徐々にできることが増えていく感覚を久しぶりに味わうことができた。

  そして、2022年。コロナの影響も少しずつ薄れ、世の中が落ち着き始めた頃、唐突に吉川からスタッフに向けて通達があった。「スタジオを建てることにした」と。冒頭でのあの言葉から約5年が経過していた。
「おそらく西日本最大級の大きさのスタジオになるから、みんなも覚悟して仕事に臨んでほしい」

 吉川の言葉に戸惑いながらも、スタッフはみんなテンションが上がっていたように感じた。僕自身も、どんなスタジオになるかさっぱりわからなかったけど、「西日本最大級」という言葉にワクワクが止まらなかった。しかし反面、怖さもあった。今まで経験したことのないリスクを背負うことにもなるからだ。せっかくコロナも落ち着いて新しい業務環境にも慣れてきたばかりなのに。でも、「吉川さんが何の勝算も無しにこんなことしないだろう。きっとスゴイいことが起きるに違いない」。僕たちは全容が見えない大きな話に、気分が高まったり、ふと冷静になってビビったり。期待と不安がないまぜになった不安定な時期を長く過ごすことになったのだった。

オープンまでの怒涛の2カ月、スタッフに一体感が生まれた。

 2023年6月。敷地に重機が入り、基礎工事がスタートした。「本当にここにスタジオが建つんだ」とみんなが実感した。工事が始まってからスタジオが建つまではあっという間だった。スタジオの建設が進むなか、吉川から「巨大LEDを搭載したバーチャルプロダクションスタジオとしてやっていく」ということが告げられていた。 (バーチャルプロダクション……?)

 ただでさえスタジオのサイズに驚き戸惑っている僕たちは動揺を隠せなかった。しかし、吉川から細かな説明を聞き、少しずつ理解していった。それこそがこのスタジオの最大の武器なんだと。

 4月にLEDの設置が始まり、実物を目の当たりにした時の高揚感は忘れられない。それからオープニングセレモニーまでの2カ月間のことは、正直はっきり憶えていない。研修やコンテンツの制作などやることがてんこ盛りで、スタッフみんなが必死で準備を進めた。まさに全力で駆け抜けたこの2カ月。

 そして迎えた6月12日、オープニングセレモニー。120名近くのゲストに集まっていただいた。セレモニーにデモンストレーションと滞りなくイベントは終了。お客様を見送った後、残ったのはスタッフだけとなったスタジオで、円陣を組んで記念撮影をした。そのとき、僕は今まで感じた事のないスタッフの一体感を感じた。最強の設備に最高の仲間が揃うG-WORKSが運営するSITE V。きっと面白い展開が待っているはず。今後にどうかご期待ください!

(文:G-WORKS 石床タケル)

「SITE V」SPEC

1F1st STUDIO

SITE V 1Fのフロアマップ
高さ
9m
広さ
367㎡
特徴
ホイストクレーン1.4t吊り×2
LEDウォール
display ROE RB2.6F(LED画素ピッチ2.6ミリ)
解像度
4,032×2,304ピクセル(横10.5m×高さ6m)
LEDウォール
display ROE RB2.6F(LED画素ピッチ2.6ミリ)
天井LED
display ROE CB5MKⅡ
解像度
832×416ピクセル(幅4.8m×奥行2.4m)
可搬式LED
display ROE CB5MKⅡ
解像度
416×624ピクセル(横2.4m×高さ3.6m)
メディアサーバー
DISGUISE VX4+
メインカメラ
SONY BURANO

2F2nd STUDIO

SITE V 1Fのフロアマップ
高さ
5m
広さ
97.24㎡ 
特徴
防音室・キッチン